...
 北海道 道路レポート"カントリーロード" >> 国道おにぎり48本の旅 >> 第16回 >> 後編
 
第16回-後編
  
<<第16回-前編 おにぎりの旅TOP 第17回-前編>>
 
日本海側に出ると噴火湾側の曇り模様が嘘だった様な青空で、海も青空を写して真っ青。キラキラと綺麗な日本海でした。
9:58

日本海沿いにちょっと南下して、道の駅"えさし"を訪れました。この道の駅は、道東の弟子屈にある道の駅"摩周温泉"と一位二位を争う規模の小ささでを誇り(?)ます。
道路わきにあるちょっと大き目の駐車帯と、その脇にポツンとある小屋のみの道の駅で、その小屋がお土産屋さんになっています。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
この道の駅で売っているお土産の目玉が五勝手屋羊羹です。筒に詰められている羊羹を下から押し上げて、出てきた分を糸で切って食べるもので、その食べ方も面白いですが味もなかなかのもの。私は和菓子が好きなのですが、その中でもこの羊羹は特にお気に入りで、道南に来る度に買っています。
江差を後にして、北上します。青く綺麗な日本海を眺めながらの快適ドライブです。遠く雪を被る山並みは、せたな町と八雲町の町界にある白水山や遊楽部岳、太櫓山といった1,000m峰でしょうか。
10:32

国道229号は旧道廃道が無数に存在しており、当サイトでもそのいくつかを散策したレポートを公開しています。今回の旅の、おにぎりと並ぶもう一つの目的が、その旧道探索でした。

写真は館(たて)の岬の新旧トンネルです。奥のほうにある旧トンネルはコンクリで塞がれていますが、この岬はトンネルよりも露頭がメインです。現道からも望めますが、東洋のグランドキャニオンと呼ばれる白亜の地層は大変見事!
国道229号を北上し、乙部町北部にある鮪(しび)の岬に立ち寄ります。立ち寄るといっても国道脇にある駐車場から見れるのですが、奇妙な柱状節理の岩肌で、マグロの鱗の様に見えることから鮪の岬と呼ばれています。これは北海道の天然記念物だそうですが、うーむ、なかなかにグロテスク。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
乙部町と八雲町の境界にある豊浜トンネルの旧道を散策。完全な廃道であり、ところどころ崩落していました。結局この旧道は、絶望的な崩落に突き当たってしまい、通り抜けられませんでした。

今回散策した旧道群はいつかレポートにまとめることもあるかもしれません。
12:45

道の駅"てっくいランド大成"に到着。この道の駅から道路を挟んで向かい側には海水浴場の砂浜があります。そこからしばし日本海を眺めていました。今日の日本海は本当に青く、私が今まで見た中でも最も綺麗だったのではないかと思います。日本海といえば荒々しいイメージがありますが、やはり綺麗に晴れ渡った青い海が一番です。
13:57

道道740号北檜山大成線に立ち寄りました。この道道は北桧山側と大成側から建設が進んでいるのですが、中央の尾花岬の区間が未開通です。北桧山側は走ったことがあるのですが大成側は走ったことがなかったので、今回はちょうど良い機会と思って走りました。
現在、この道が開通している最深部の帆越岬太田地区には定燈籠という灯台が設置されています。聖域である太田の山の存在を、沖行く船に知らせるために江戸時代に設置されたものだそうです。しかし残念ながらオリジナルはシケで失われており、現在のものはレプリカです。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
国道229号に戻り、引き続き廃道探索しながら北上していきます。

最近、古い道のどこが楽しいのかと聞かれたのですが、ううむ、どうしてでしょう。私自身、明確にはわかりません。私は懐古趣味の気が強いので、単純に古いものの方が好きだというのが大きな理由だという気はします。また、今では考えられないような険しい道の跡に立って、かつては確かにここに人の行き来があったのだなあと感慨にふけるのが好きなんですよ。
蛇羅(あぶら)トンネルの旧道は、蝦夷親不知と呼ばれた難所中の難所です。この旧道には一年前、やはり天空開発と共に初めて訪れました。その時は天候が悪かったので進入はしませんでしたが、険しい崖にかなりの距離に渡って張り付くように連なる素彫り隧道やロックシェードの存在は確認していました。今回は進入するつもりでやってきましたが、入口から崩壊がかなり進んでおり、悪いことにはロックシェードの残骸が路面を塞いでしまっています。脇は金網と枝に阻まれ、かといってボロボロに腐食しているロックシェードの上を乗り越えてなどいけず、崖の上の道なので下から迂回もできない…。すぐそこに見えている隧道にすらたどり着けず、為すすべも無く撤退となりました。もうちょっと年月が進んでロックシェードが海に落ちてしまえば進入できそうですが…
断崖絶壁連なる日本海沿岸には、星の数ほど滝があります。ほとんどはちょろちょろと沢の水を落とす程度の取るに足らない滝なのですが、名前もついている立派な滝もいくつかあり、それらの滝はなかなかの見ごたえです。

横滝トンネルのすぐ脇の旧道に落ちる横滝という滝もその一つで、数十メートル程度の岩肌を舐めるように流れ、旧道の橋をくぐって日本海に注いでいます。一応近くにパーキングあるのですが、なぜか閉鎖されているので車は路上駐車しかありません。
ほとんど打ち捨てられているような滝ですが、このままにしておくのは勿体無いくらいの迫力があります。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
横滝トンネルの次のトンネルである須築トンネルの入口手前にも滝があります。藻岩の滝という、これもかなりの落差を持つ滝ですが、あまりアピールされていないので普通に走っていては気づかずに通り過ぎてしまいそうです。折角の観光資源を…勿体無いなあ。
国道229号は島牧村に入り、白糸トンネルをくぐります。白糸トンネルの上には、細いながらも大変な落差を持つ白糸の滝が落ちています。
あまりに高いので遠くからでないと全景が収まらず、かといって離れるとあまりに細くて写真ではわかりにくいのですが、肉眼で見ると確かに一条の筋が落ちていて、とても綺麗なんです。
カーソルを画像に乗せると、滝を図示します。
もっと近くで白糸の滝を見てみようと、白糸トンネル脇へと延びる旧道へ行ってみれば…うわぁお!と、天空開発と共にびっくり!
白糸の滝とほぼ同じ規模の滝が、白糸の滝の後ろに更に4本もあるじゃありませんか!一本一本が岩に隔てられていて一編に全てを見渡すことはできませんが、これはすごい!
写真は滝が細い上に隠れてしまっていて分かりにくいのですが、一応、3本の滝が途切れ途切れに写っています。カーソルを乗せると岩に隠されたところも含めた滝の流れを図示します。向かって一番左が白糸の滝です。

旧道には滝の下に駐車場が設けられており、以前はそこから多くの人が見上げていたのでしょう。しかし残念ながら旧道がトンネル崩壊(1997年第二白糸トンネル崩落事故)によって廃されてしまった今、人々がこれらの滝を見ることはおろか、存在を知ることすらありません。なんとかこの駐車場までだけでも入れるように整備してくれないものか…と思っていた矢先、滝の上から頭大の石がゴロゴロと落ちてきて、安全な地点に居たとはいえ天空開発と二人で凍りつきました。やっぱり危ないから入れない訳だよなあ…
17:32

そんな寄り道をしている間に日も大分傾いてきました。そろそろ寄り道も終りにして、札幌へ帰りましょう。
国道229号を札幌へ向けて辿ります。国道229号は日本海の海岸線を忠実になぞるので、どうしても道のりが長くなるのですが、特に寿都湾をぐるりと回り込む区間が面倒くさいったらありません。湾の入口に橋をかけてくれたらいいのに…

私が北海道知事に当選した暁には、血税を無差別大量投入して寿都湾に寿都湾大橋を、室蘭と森の間に噴火湾大橋を、函館と青森の間に津軽海峡大橋を建設します!ついでに利尻をはじめとする離島を海底トンネルで北海道と結び、札幌に都市高速を整備し、日高横断道路と大雪縦断道路を(以下きりが無いので略)ので、zwiebelに清き一票を!


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
大分長くなってきた日も、余市を通るころにはとっぷりと暮れてしまいました。おなかがすいてきたので余市のセブンイレブンに寄り、おにぎりを購入。それをかじりながらで札幌を目指します。
20:44

国道337号→新川通と辿って札幌へ到着。

今回のおにぎりの旅も無事に終了できました。次回は道東です。どうせならもう少し春が本格的になってから行きたいなあ。
 
 北海道 道路レポート"カントリーロード" >> 国道おにぎり48本の旅 >> 第16回 >> 後編