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第12回-前編
  
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2006/9/24(日)
森進一の歌で有名な襟裳岬は、北海道胴体部のひし形の南の先っぽです。実に先っぽらしさが漂う、私の大好きな岬の一つです。しかしこの岬は大変よく霧がかかっており、岬全体を見渡すことが出来ないことが多いのです。私も初めて訪れた時はよく晴れていたのですが、その後は多かれ少なかれ霧の中。冬が来る前にすっきりと晴れた襟裳岬を見ておきたい!と前々から思っていたところに、襟裳岬をかすめる国道を引きました。これは良いチャンス。晴天の予報が出ている日曜日、いそいそと襟裳岬へ向かいます。
 
馬の日高と牛の十勝とを結ぶ国道336号が今回目指す国道です。襟裳岬は通らずに、その少々北側の追分峠で日高山脈を越えています。

今回の旅の仲間は、彼女と、毎度おなじみ天空開発。二人とも襟裳岬に行きたいと前々から話をしていたので、丁度良かったわけです。三人で襟裳岬を目指して夜明け前の札幌を出発します。
早朝、まだ交通量の少ない国道36号を南下します。秋の交通安全運動の一環でしょうか、千歳を過ぎた辺りの国道36号沿いにレーパトが赤色灯をつけて停車し、睨みをきかせていました。
苫小牧で国道235号に移り、早朝の牧場地帯を走ります。すでに馬が放牧されている牧場もちらほらとありました。
この日はとんでもなく良い天気なのに、遠く南海上にある台風15号の影響か、波が激しいです。
海岸沿いの道路には潮のしぶきが降り注ぎ、フロントガラスがたちまち白くなっていきます。遠くの海沿いが白く霞んでいますが、あれは飛び散っている潮です。
ああ…後で念入りに洗車しなくては。
9:22

浦河で目標の国道336号に入ります。二箇所ほどある旧隧道に興奮しつつもおにぎりはなかなかみつからず。
親子岩展望台で一旦休憩です。アスレチックのスロープが目を引いたので、一通り遊んで体をほぐしました。
親子岩を背景に、親子岩の格好を真似して記念撮影。デジカメを階段の上に置き、セルフタイマーをセットしてダッシュ!砂浜走りづらいぞお。
9:37

国道336号のおにぎりを発見したので、近くの海岸沿いに車をとめて撮影に臨みました。

国道336号ゲット!(21/48)

本当に雲ひとつ無い快晴で、おにぎりの青が空の青に溶け込んで綺麗でした。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
上の写真で私が口元にやっているのは、この撮影のために彼女が作ってきてくれたおにぎりです。
ご覧の通り、336と…336…あれ?EEb?
さあ、次のおにぎりをはどこでしょう。
海をバックに、天空開発に引いてもらいます。

じゃかじゃん

国道280号????

…ん?どこだろう?番号からして道南かな?ちょっとピンとこないぞ。

さあ、この国道280号が曲者でした。

私も天空開発も番号からして道南かなと見当はつけたのですが、そんな国道どこにあったっけ?と、地図を開いてみても一向に発見できず。これはおにぎりカード製作段階のミスか…?と思い始めたころ、携帯電話でwikipediaを検索してみてやっと謎が解けました。
 
国道280号は青森と函館を、途中に海路を経由して結ぶ国道です。函館市内にちょこんとある国道279号と同じような国道ですね。しかし国道279号と決定的に違うのは、その道内区間全線が他の国道(228号)と重複していることです。
その区間とは函館から福島町まで。海上ルートとしては福島港から本州の三厩に渡っているのですが、そのフェリーは休止されて久しいとのことです。
 
ここで大きな問題が持ち上がることになります。国道228号重複区間、すなわち北海道内の国道280号には国道280号のおにぎりが存在しないのです。
つまり!おにぎりをゲットするためには、単独区間の存在する青森へ渡る必要があるということです!
…おにぎりの旅、とうとう北海道脱出か!?え??まじで??まじで青森行くのかこれ???
しかし…船か…船酔いが…うぇぇ〜 でも…行かなきゃならんかなやっぱ。
  
10:15

青森に渡るのかどうなのか、あーだこうだと話し合いながら走っていると、えりも町に入る手前の川にかかる橋のところに人が沢山集まって川を覗き込んでいました。
気になったので車を停めて私たちも川を覗き込んでみると、ちょうど鮭漁をしているところでした。鮭(食材としての)に目が無い私としては、これには興味津々。
漁師さん達は川を横断するように網を張り、橋の上から石を投げ入れて鮭を追い込み、一網打尽に!
川原にあげられた鮭はビチビチと跳ね回ります。

私は鮭が大好きです。寿司といえばサーモン、丼といえば鮭とろ丼、焼き魚といえば焼き鮭!(…ただ、魚卵が苦手なのでイクラは食べれませんが)

鮭さん、せっかく産卵のために長い旅をして来たのに、食べちゃってごめんなさい。でも、美味しく頂かせてもらいます。
えりもの市街地をすぎ、道道襟裳公園線に入って襟裳岬を目指します。この道道は私の最も好きな道道の一つで、氷河地形の丘陵の合間を縫って走る面白い道路です。

最初にも述べたように襟裳岬は非常に霧が多いところです。日高地方が晴れていても岬だけ霧のこともあり、少々心配していたのですが、ここまで近づいても霧の気配は無く、一安心といったところです。
10:50

襟裳岬に到着。靄一つ無い、スッカリと晴れた襟裳岬でした。しかし風まで無かったのは残念なところ。襟裳岬は強風の名所でもあり、初めて訪れた時は車のドアが強風で押し付けられてピクリとも開かず、ドアが壊れた!?と焦ったものです。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
この襟裳岬は北海道のさきっぽを実感させてくれる良い岬です。有名なくせに先っぽ感皆無の宗谷岬には、襟裳岬のさきっぽ感を見習って頂きたい物です。

この岬は、狩勝峠から南下してくる日高山脈が海中に落ち込む地点です。今立っているまさにこの地点は日高山脈の尾根であり、沖へと続く岩礁も日高山脈の一部分ということです。

私的北海道三大岬は、この襟裳岬・積丹神威岬・落石岬ですが、襟裳岬はその中でも白眉といえましょう。
 
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