...
 北海道 道路レポート"カントリーロード" >> 国道おにぎり48本の旅 >>第6回
 
第6回
 
<<第5回-後編 おにぎりの旅TOP 第7回-前編>>
 
2005/3/25(土)
今回の目標は国道276号。札幌からは程近く、ちょっとしたドライブには最適です。
10:52

札幌を出発、国道230号・中山峠に向いますが、大渋滞でなかなか進みません。
この渋滞の原因は創成川アンダーパスの工事です。交差点ごとに飛び飛びで存在していた創生川通のアンダーパスを一繋ぎにしようというもので、平成20年12月までかかるそうです。工事中は今まで渋滞を緩和していたアンダーパスが使えなくなるわけですから、渋滞が引き起こされるのは当然至極。そもそもアンダーパスを一本化する必要性があるとは思えない多くの札幌市民から大顰蹙を買っています。
 
私は基本的なスタンスとして、工事の是非に関してああだこうだ言うつもりはありません。ただ、工事に伴って創成川の柳並木が消えてしまったのが残念でなりません。創世川は今でこそ水量も乏しい目立たない川ですが、札幌村が開かれる際に用水路として掘削され、後に拡幅されて運河として札幌市を育て上げた、いわば札幌の育ての親とも言える川です。その名前の通り、札幌を創りあげた川なのです。札幌の小学生では社会科でこの川と札幌の深い関わりを習います。もちろん私も習い、"そうせい川"をもじって"そーせーじ川"などと呼んでおりました(どうやら札幌の小学生は皆、こう呼んでいたようです)。
しかし、街の中に突如現れた廃隧道にはドッキドキ!上の写真、ショベルの後ろにある橋の欄干の下がアンダーパス入口です。正方形の名盤が並んでいるのがわかりますし、その下には坑口がかろうじて開いています。ショベルの停まっている場所は、アンダーパスへアプローチするスロープを埋め立てた土の上。ほとんど埋められてしまい、もうアンダーパスの体を成していないこの状況は、なかなか廃道好の心をくすぐります。
 
渋滞をやっとの思いで抜けて、豊平川沿いの道路を疾走します。この道は街中にあって非常にハイスピードで流れます。制限速度もなんのその、激しいデットヒートが繰り広げられています。
この道路は信号も少なくて線形も良いので、皆さん高速道路と勘違いしているのでしょう。
国道230号を走り、札幌の奥座敷・定山渓を過ぎ、中山峠に挑みます。本格的な峠道に入る手前に無意根大橋という立派な橋がかかっているのですが、ダイナミックにカーブしながら谷を一跨ぎにする非常に高さを感じる橋で、私はこの橋が大好きなのです。この橋が国道230号のクライマックといっても過言ではありますまい。名前もなんとなく抜けた感じで素敵です。
11:57

中山峠にある道の駅"望羊中山"から望む秀峰・羊蹄山(1893m)。蝦夷富士なる源氏名も持っているようですが、こんな立派な山なのにわざわざ富士の名前を引っ張ってきては羊蹄山が可哀想です。
しばしば、羊蹄山は羊の蹄に似ていることからその名前がついたと言われていますが、それは俗説です。羊蹄山は本当は後方羊蹄山(しりべしやま)といい、その名前は日本書紀に記されている地名に由来しているのです。ただし日本書紀の記述とこの地とが同一であるかははっきりしないようです。

※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
中山峠の喜茂別側下りでは除雪作業が行われており、対向車線を走らされました。写真向って左から、本来の順行車線、中央分離帯のガードレール、対向車線(今走っている)、そして一番右が対向車線の登坂車線です。走りなれた道路の対向車線を走るのって、かなりエキサイティングな体験です。
峠を下り、留寿都村に入ります。ルスツなどと洒落た表記でリゾート化を図って一躍全国区の知名度を得た観光地ですが、一体どれほどの人が本当は漢字で表記するということを知っているのでしょうか。
道路のすぐ脇にスキー場(なかなか良いスキー場だと思います)があり、国道を挟んで反対側にリゾートホテルが建っているのですが、なんと、スキー場からホテルへとゴンドラが国道を跨いで結んでおります。
12:36

道の駅"230ルスツ"。ここに入っている、05年にオープンしたばかりのレストラン"北のあかり"で昼食にします。以前誰かにここのオムレツが美味しいと聞いて以来気になっていたレストランです。
メニューはあまり豊富とは言えませんが、地元産の食材を使った料理がいくつか用意されています。また、ヤーコン茶がセルフサービスで飲み放題でした。私はヤーコン茶というものを知らなかったのですが、帰ってから調べてみると何やら健康に良いお茶なんですね。杜仲茶のような味だと思いました。
私が選んだのは特製オムレツカレー
サラダがついて¥850。
オムレツはトロトロの玉子に白米が包まれたもの。エビフライとオニオンリングとフライが載っています。このフライはカツか白身魚だと思い込んで食べたのですが、なんと中身はエビ。エビバーガーに挟んであるヤツみたいな感じです。エビフライもあるのに、何でこんな山の中でエビづくしなんでしょう?
なかなか旨かったのですが、カレーが結構辛かったので、辛いのが苦手な人は要注意でしょう。
13:53

昼食を終えて出発し、羊蹄山を望みながら快走。すぐに国道276号に入り、羊蹄山を望むパーキングの脇にあったおにぎりで羊蹄山に向って撮影。

国道276号get!
(8/48)

雲が立ち込めてきて羊蹄山の全景が拝めなかったのが無念。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
さあ、続いての国道は…??

国道238号

あちゃあ・・・(;´Д`)
国道238号はオホーツク国道と呼ばれている通り、稚内から網走までのオホーツク海沿岸をなぞる、日本最北の、そして現在のところ北海道一長い国道です。
そしてなによりも、札幌からは最遠の国道のひとつです。
・・・(;´Д`)ウウ 遠い…しかし、どうせいつかは行かねばならぬ道。おにぎりの旅完遂の為には避けては通れません。来るべきものが来たということでしょう。
14:06

とはいえ今から行けるはずもないので、今日は帰りましょう。
しかしその前に、羊蹄山の麓より湧き出る名水を飲みに京極町の噴出し公園へ寄り道します。ここは年間を通じて6.5℃前後の水が一日8万トン(30万人の生活用水に匹敵!)も湧き出る京極町の名所です。 上質な湧き水を求めて各地から人が集まりますが、中には飲み水としてだけではなく、風呂にも使うために大きなポリタンクをピックアップトラック一杯に載せてやってくるつわものもおります。
自分で容器を持っていかなくとも、噴出し公園の売店やすぐ近くのローソンでもポリ容器を販売していますが、バリバリの観光地価格ですので、あまり地元での購入はお勧めできません。
おにぎりも撮ったし、水も飲んだし、さ、帰ろう。
帰りは国道5号を経由して小樽の海を見ながらのドライブ。もう道路もすっかり良くなりました。ドライな路面がスタッドレスタイヤを容赦なくガリガリ削ります。そろそろ夏タイヤに変えなくちゃ。
 
<<第5回-後編 おにぎりの旅TOP 第7回-前編>>
 
 北海道 道路レポート"カントリーロード" >> 国道おにぎり48本の旅 >>第6回