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第5回-前編
 
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2006/3/5(日)
御神渡(おみわたり)をご存知でしょうか。氷結した湖の氷が直線状に盛り上がる現象で、まるで神様が歩いた足跡のように見えることからそう呼ばれています。諏訪湖のものが全国的に有名ですが、北海道・屈斜路湖でもそれは見ることができます。
ある日、バスに乗っていると後ろの席のおばちゃん二人連れが道東旅行の話をしていました。おばちゃんという人種はヴォリューム調整ダイヤルにガタがきているに違いありません。彼女らの発する音波は私のつけていたMP3プレイヤーのカナル型イヤホンをものともせず耳に侵入してきます。音漏れしないようにヴォリュームを絞り、静かに大好きなJUDY AND MARYの世界に浸るというささやかな幸せすら、おばちゃんは無慈悲に打ち砕きます。石原都知事の"文明が生み出した最も有害なものはババァ"という発言を思い出しつつ、半ば強制的に会話を聞かされていたら、屈斜路湖の御神渡の話が出てきました。そういえば私はまだ御神渡を見たことがありません。しかし興味は常々持っていたし、次のおにぎりの旅には丁度よい方向です。さっそくドライブ仲間の天空開発を誘ったのでした。
 
次なる目標である国道241号は帯広から弟子屈までの国道で、帯広側であればそれほど遠くないのですが、屈斜路湖は丁度弟子屈側終点の近くですので、おにぎりの撮影はかなり東のほうとなるでしょう。
2:30

遠隔地へのドライブですから、まだ深夜と呼ばれる時間帯には札幌を出発します。しばらくは国道274号をたどる旅。深夜なので車は少なく、スイスイです。日曜日だからか大型トラックともほとんど遭遇せず、かなりの区間において先行車も後続車もいない単独快適ドライブとなりました。
4:33

道央と道東を隔てる難所・日勝峠を越える前に、峠手前にある道の駅"樹海ロード日高"で休憩。写真はノビをする天空開発。
5:27

日勝峠を越えている間に空は薄明るくなってきます。日も随分と長くなってきました。明るいのは嬉しいことです。
峠を越えてすこし清水側に降りたところに展望台がありますが、冬の間は除雪されているのは駐車場だけで、展望台へ繋がる階段は雪に埋もれています。しかし物好きが侵入することがあると見えてうっすらと足跡が残っています。
私と天空開発も、そんなパイオニア達の足跡を頼りに階段を登ります。雪によって段が斜面になってしまって危険なので、手すりにつかまりがならソロソロと。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
青白く色づき始めた広大な十勝平野と、清水町の街灯、そして朝焼けが望めました。なかなか綺麗な光景です。

高いところゆえ風が強く、しばれてきたのでさっさと車に戻ります。帰りは階段が斜面になっているのを利用して、滑り降りてきました。
5:39

峠を降りたところにはローソンがあります。周囲に人家はなく、完全にドライブ客やトラック運転手のための店です。私はこのローソンには日勝峠を越えた後や越える前に頻繁に立ち寄る習慣があるので今回も立ち寄ったのですが、気になったのは入り口の上にあった横断幕。

ファイナルファンタジー12予約受付中!

全世界と私が待望しているFF12。もちろん私もビックカメラで予約済み。皆さんも予約なさっていたことでしょう。しかし、一体誰がこんな峠越えの折にしか立ち寄らないローソンで予約するというのか??

実は、ここで予約して当日とりにこようかと本気で考えました。それくらいやればネタとして相当おいしいかなと。しかし、ここまで取りに来ては、札幌に帰るまで数時間もお預けをくらうことになります。私は一刻も早くプレイしたかったのです。ということであっさりと断念しました。(追記:楽しみにしていたファイナルファンタジー12でしたが、正直言って非常につまらなく…FFシリーズで初めてクリア前に投げ出してしまいました…)
 
国道274号をひたすら進むうちに日が昇ってきました。道東の日の出というのは実に絵になります。
珍しい標識を発見。馬横断ありの標識や注意書き自体は珍しくも無いですが、この絵は初めて見ました。
国道274号のあきれかえるような直線区間。まるで、シムシティやA列車のような都市開発ゲームでえいやっと敷いたかのような直線道路です。
さて、その直線の途中に面白いものがあることを、天空開発が教えてくれました。


ポンチン川


きましたきました!大ヒットです。美馬牛神楽線オマン川と対になる川をとうとう発見しました!


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
ご覧ください、チン…いや、ポンチン川の雄大なる流れです。幅30cmはあるでしょうか。でっか…失礼しました。
7:04

やがて、国道274号と目標の国道241号が合流する交差点に着きます。その交差点脇にはセイコーマート"あさの士幌店"が。この早朝になんと気の利いた店名でしょう。おもわず眠気覚ましのブラックコーヒーを購入しました。
ここからは国道274号と国道241号が重複します。既に目標の国道241号でおにぎりも立っているのですが、写真はできれば単独区間で撮りたいので、重複が終わるまで走ることに。
7:42

重複が終わる直前、足寄町の市街地に入り、道の駅"あしょろ銀河ホール21"に立ち寄ります。この道の駅は、ふるさと銀河線の足寄駅に併設のもの。ふるさと銀河線はあと一ヶ月半ほどで廃止になってしまう路線です。折角ですので、汽車が来るのを待ちましょう。


※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。
駅内には松山千春とラワンぶきのパネルがあり、記念撮影ができます。
松山千春といえば、ここ足寄町出身の大スター。かの鈴木宗男先生とも親交が深いことで知られており、足寄駅の二階には松山千春記念館が設けられております。
一方、ラワンぶきとは、足寄の螺湾(らわん)で採れる大型のフキで、草丈はなんと2m!食物繊維の豊富な山菜です。足寄町のカントリーサインにも取り入れられている足寄町の名物でもあります。
道の駅にはタワーがあり、その最上部が展望台になっています。登ってみようと近づいてみると、なんと階段!道の駅全景の写真を見てわかるように、結構高いタワーです。宗男先生のお力でエレベーターなど設置していただけないものでしょうか…
ひぃひぃひぃ
やっとついた展望台。眺めは正直、たいしたこと無い…

息があがりっぱなし。寄る年波には勝てません。
降りた頃に汽車が出発していきました。ふるさと銀河線の車両は一部がミャンマーに売られ、そこで第二の人生を送るということです。また、路線自体も陸別町によって陸別〜川上間をトロッコ鉄道のような形で存続させる計画があるとか。
足寄駅前の交差点で国道は分岐し、ここから国道241号の単独区間です。やっと単独おにぎりを発見!写真撮影します。

国道241号ゲット!(6/48)

私が手に持っている手書きの紙は何かというと、天空開発が用意してくれたもので、2(ふ)4(よう)1(い)、"不用意"ということで私がおにぎりカードを持ってくるのを不用意にも忘れてしまい、仕方なく手書きでその場をしのぐという演出なのでした。ふむ、こうやってネタを説明するというのもなかなかイタイですね。提案即却下されたネタですが、せっかく用意してくれたので一緒に撮影です。

さて、次の国道はどこでしょう?天空開発にカードをひいてもらいます。
国道452号




…微妙
国道452号は旭川と夕張を結ぶ国道で、旭川側の一部区間が未だに開通していません。
まあ、帰りにちょっと寄り道すればゲットできる国道ですが、どうせなら道東の国道をひいてほしかったし、ネタとしてなら函館方面でもひいてくれるとおいしかったのですが…
行けることは行けるが、特に効率的なわけでもなく、ネタとしてもつまらない。この微妙さこそ天空開発の才能です。
国道452号は帰りに寄るとしましょう。

一気に車内は微妙な空気に包まれ、屈斜路を目指しひた走ります。
 
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