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| 第3回-後編 |
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8:31 出発してから9時間ほど経ち、そろそろお腹も空いてきたので食事でも摂りましょう。今回はNが海鮮丼を希望していましたので、釧路名物"勝手丼"を食べに行くことに。釧路市街地に入り、釧路駅前の和商市場へ向かいます。 |
勝手丼とはその名前の通り、具を勝手に選ぶことのできる丼です。まずは好きなサイズのご飯を買って、市場内をあちこち巡りながら好きな店で好きな具を好きなだけ自分で選んで載せていきます。その昔、貧乏なライダーに市場内の総菜屋でご飯を買ってこさせ、その上に具を少しずつ載っけてあげたことが起源だそうです。最初はライダー内で流行っていたものが一般にも広がり、いまや立派な釧路名物となりました。 |
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8:40 和商市場の地下駐車場に車を停めます。地下駐車場は出入り口がとても狭いので要注意!運転に自信の無い人は入らないほうがいいと思います。 さあ、市場に突撃! まずはNが実家に蟹を送りたいというので、蟹を物色。少々値引いてもらって蟹を買った後、いよいよ勝手丼を作ることに。何分初めてのことで勝手がわからずに少々戸惑いましたが、まずはベースとなるご飯を総菜屋さんで買って、市場を巡ります。 |
市場内の多くの店には勝手丼の為に魚の切り身などを並べたコーナーが用意されており、客はそれを見て好きな具を好きな量選び、ご飯に載せてもらいます。最初に訪れた店ではまず大好物であるサーモンを一切れ(50円)、それとカニ足一本(350円)を載せてもらいました。続いての店では炙りサーモン(100)円と、あと中トロ300円をちょいとマケてもらって250円でゲット。これくらいでいいかなあ。と思ったのですが、ムッシュがウニを載せたいというのでウニの安い店を訪れたら、油カレイなるものを発見。50円と安かったし、珍しいのでちょっと興味を示したが最後。お店のおばちゃんの口車にのせられ、いつの間にか丼の上に。変り種といえば、Nがクジラを載せていました。 |
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上から時計回りにN、ムッシュ、そして私の勝手丼です。私は占めて950円でした。さすがは釧路、具は新鮮でとても美味しかった。特にサーモンは甘くて旨かった!うん、満足。 好きな物を載せれるというのは、魚卵(イクラとか)が苦手で海鮮丼の類を普段注文できない私にはとても嬉しいシステムです。さらに、丼のサイズをミニ〜大盛りで選べるのも、その時のお腹の具合によって好きなサイズを選べるので嬉しいことです。 |
そういえば、おにぎりの旅の最初にかかげたルールの中に、食事はおにぎりオンリーというのがあった気がするのですが、まあ、ほら、あれですよ、読者さんに北のグルメ情報をお届けするための苦渋の決断ですよ…ということにして、ご当地グルメは例外で、コンビニとかで食料を仕入れる時はおにぎりにするというルールに変更ということで生温かく見逃してやってくださいまし。 |
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10:02 さて、おにぎりもとった、おなかも満ちた。じゃあ帰る前に釧路湿原でも見に行くかということで、釧路湿原に沿って走る道道釧路鶴居弟子屈線へ向かいます。 釧路川はすっかり氷が張っており、流氷に埋められたオホーツク海のようです。流氷といえば、まだ接岸は2ヶ月は先だけどNが見たがっているので、ピークの頃におにぎりの旅でオホーツク地方の国道を引ければちょうどいいんだけどなあ |
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10:18 釧路鶴居弟子屈線もまた路面はひどい。トゥルットゥルのアイスバーンです。天気は非常に良いのですが… しかし、天気が良いのはどうやら釧路のみであり、北海道は全体として暴風雪に見舞われているようです。カーラジオはしきりに、道内あちこちが暴風雪であり、しかるべき注意報が発せられ、高速道路も道東道を除いてほぼ通行止めとなったと伝えています。 |
道東に来るといつも思うのですが、道東の空は他の地域に比べて青が濃いように感じます。というよりも、空が広く、深く感じるとでも言うのでしょうか。道央や道南にはこの空はちょっと無いんじゃないでしょうか。 |
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![]() 10:22 釧路湿原展望台を過ぎたところにあるPAから眺めた冬の釧路湿原です。手前の山から遥かかなたの山並みまでが釧路湿原の広がりです。写真じゃお伝えきれきませんが、視界いっぱいの釧路湿原は、本当に広い! この東西10km、南北35km、200平方キロほどもある、日本最大の湿原は、ラムサール条約の保護地にも指定されて、いまや世界的な注目を集めているのですが、年々目に見えて面積が減少し続けているようです… |
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10:42 さらに北進したところにある鶴見台では、丹頂鶴が越冬のために釧路湿原から集まっています。わらわらと沢山いるのですが、少々離れたところからの見学となるため、小さくしか見えません。 ※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。 |
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最大にアップしてとらえた丹頂鶴。 全長140cm、体重10kgと、国産では最大級の鳥で、明治期に乱獲のため絶滅したと思われていました。しかし大正期に20羽の生息を確認。官民揚げての保護活動により現在では600羽まで回復、北海道の鳥に指定されています。 |
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鶴見台に設置されている、エサを投げ込む傍若無人な観光客への注意書きですが、よく見るとちょっぴり残念な出来となってしまっています。ま、面白いからいいんですけど。 野生動物への餌付けは厳禁です! |
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11:02 さあ、国道237号に向かいましょう。釧路鶴居弟子屈線の釧路方向は、急な下り坂でカーブも多いのでかなり神経を使います。 |
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11:25 国道38号に入ります。道はわりと空いていて、快走を楽しめました。海が青くて綺麗。本当に良い天気です。しかし、カーラジオは相変わらず札幌圏のひどい天気を伝えてきています。峠の天気が心配ですし、峠を越えたら雪なのかぁ…と思うと、帰りたいけど帰りたくない気分になってきました。 |
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11:44 白糠町を抜け、釧路市の飛び地でもともと音別町だった地区に入ります。10月に合併し、しばらくは音別町のカントリーサインが残っていたのですが、そのカントリーサインがとうとう釧路市のものに変更されていました。 よく見ると、釧路市のカントリーサインが新しいデザインになっていますね。合併した釧路市・音別町・阿寒町のカントリーサインが全部ひっくるめられています。正直無理矢理すぎて、良いデザインとは思えませんが… |
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11:56 音別のセイコーマートにて休憩。78円の缶コーヒーを買って、トイレに行っておきます。セイコーマートはお安くていいですね。 ここで帰り道のルートを検討します。このまま国道38号で帯広市街地に入ったら渋滞に巻き込まれかねないし、少しでも早いうちに日勝峠を越しておきたかったので、池田から道東自動車道を利用しようかという話が上がり、高速料金も三人で割れば、まあ、たいしたことはないなということで高速を使うことになりました。 ※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。 |
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12:42 浦幌町で心細くなっていたガソリンを補給。今日のガソリンの全道平均129円を越える130円のぼったくりプライス。あまりに高いので、2000円分の約15リットルだけ入れました。これだけ入れておけば帰り着けるはず。 ガソリン価格は少し前にかなり下がったのですが、すぐにまた値上がりしました。今年の冬が冷え込むということで灯油価格が上がり、それにつられて上昇したのでしょうか? ガソリンを入れた後、道東自動車道池田ICを目指して国道38号から道道帯広浦幌線に乗り換えます。 進行方向である西の空は、どんよりとした雲で覆われているようです。いよいよ悪天候が近いのでしょうか。 ※画像にポインタを載せると、現在位置が表示されます。 |
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12:54 池田町の市街地に入るころ、西の空を覆っていた雲の破片が頭上を襲い始めました。まだまだ晴れですが、この先は… |
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13:12 池田ICから道東自動車道に入ります。 冬の道路では特に、先行車との車間距離をしっかりとあけることが大切です。写真をご覧下さい。私など、数キロにおよぶ車間距離をとっています。冬道ドライバーの鏡です。皆さんも鏡になりたければ道東道を走りましょう。 …車がいないことで有名な道東道ですが、本当に車がいません。札幌との接続が完成したら大分変わるとは思いますが、あと数年はこんな状況が続くのでしょう。 せっかくお金を払って走っているので、途中から走行動画を撮影。走行動画のコーナーに掲載してありますのでご覧下さい。 |
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13:58 道東道の現在の終点、十勝清水ICから国道274号に入り、日勝峠を目指します。私は日勝峠に挑む際、峠に入る手前にあるローソン清水日勝峠店に立ち寄ってストレッチをする習慣があります。今回も例に漏れず車から降りてストレッ…うぁ、わや寒っ!ということですごすごと車内に退散。 |
前半でも少々触れたことですが、北海道はその真ん中に北から南まで大雪山系と日高山脈が横たわっており、ちょうど東半分と西半分がこれらの山脈により分断されている形になっています。東西の移動には必ずこの山脈を越えねばならず、北から順に北見峠、石北峠、三国峠、狩勝峠、日勝峠のいずれかの峠を越える必要があります。北側は最近、旭川紋別自動車道の北見峠をパスする長いトンネルが共用され、札幌網走間は大分楽になりました。しかし南側の狩勝・日勝の方を高速が貫通するのはまだ先の話であり、この山脈は依然として札幌帯広間に"壁"として立ちはだかっているのです。 |
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14:19 日勝峠は吹雪でした。トンネルや覆道を抜ける度にどんどん視界が悪くなっていきます。とはいえ、夏には数十メートルも満足に見えない濃霧に見舞われることもしばしばありますから、この峠にしてはまともな視界があると言えるかもしれません。 しかし、ラジオが朝からしきりに猛吹雪だと伝えている札幌方面の天気がいよいよ心配になってきます。峠の向こうはどんな悪天候なんだろう… |
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14:44 ところが、峠を越えると天気は好転、これには拍子抜けです。峠の向こうは猛吹雪じゃなかったの??雲の切れ間からは青空すら覗いているぞ? |
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15:07 道の駅"樹海ロード日高"を過ぎたところで、目標の国道237号との交差点。交差点脇のセイコーマートに車を停めて、最寄のおにぎりへ向かいます。 ここのおにぎりは高いところにあるので、背伸びをして撮影。ポーズをとっていると、道路の向かいの民家の窓からお婆さんがこちらを伺っているではないか。怪しいものではありません。すぐに立ち去るので、そんなにじーっと見ないで下さい。 国道237号(σ・∀・)σゲッツ!!(4/48) ※左の画像にカーソルを載せると、現在位置と走行軌跡を表示します。 |
さて、車に戻ってつぎのカードを引きましょう。今度は私がひくことに。思えば5枚目にして初めて自分で引くぞ。できればこの周辺の国道を!38号なんて出てくれると嬉しいな。 ど〜れ〜に〜し〜よ〜う〜か〜な〜…ええい! |
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おおぅっと惜しい!38とは一番違い! 国道39号 |
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国道39号は旭川と網走を結ぶ主要国道です。今の地点からだってそう遠いわけではありません。国道237号を北上すれば数十キロ。しかし、札幌への帰路としては相当な遠回りだし、旭川は大変混雑するでしょう。 旭川ならいつでもふら〜っと行けるので、今日はここまでということにして札幌へ向けてハンドルを切ります。 |
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15:46 国道274号を札幌へむけてひた走ります。路面はアスファルトの上に薄く砂状の氷が積もっている状態。予想に反して天気は良好で、交通量も少ないのでサクサク進みますが、疲れた車内はだら〜んとした雰囲気で、黙々と札幌までの残り距離をカウントダウン。100...99...98...97... |
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16:53 札幌が近づくにつれ、天気がひどくなってきました。上から下から雪がもうもうと。交通量も大分増え、ノロノロとゆっくりゆっくり進んでいきました。 |
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17:29 札幌に入ると南郷通りは大渋滞。このまま車では帰宅に何時間かかるかわかったものではなかったので、Nとムッシュを地下鉄駅で降ろしました。 一人になってから、いつもの5倍位の時間をかけて帰宅。途中、カーラジオを聞いていると、うちの近所の国道上で5台巻き込む玉突き事故があったとか。 |
これで第3回目を終わります。最初と最後を除けば天気に恵まれた、良いドライブでした。次回は国道39号。旭川ですし、近いうちに行けそうです。 |
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