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国道44号
第3部 国道272号交点→道道塘路厚岸線交点
 
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国道272号交差点の直後、登坂射線が始まって丘を越えます。全体的に平坦な国道44号においてはこの程度でも最も急峻な区間といえるかもしれません。
登坂射線は丘の頂点で終わり、下り坂では追越禁止になります。

 
地図中1
丘を過ぎると追越禁止は解除になり、その後すぐに一般道道1128号厚岸昆布森線が右手へと分かれていきます。
路面状況は良好であり、路肩も広く走りやすい道路です。ただし、この辺りは鹿の頻出区間でもありますので、飛び出しには十分な注意を欠かすことはできません。
当然、動物注意の標識も立っています。参考までに、おおむね似たようなルートを通って根室を目指すJR花咲本線の事例を引きますと、花咲本線で鹿によるなにかしらの影響を受ける頻度は、釧路以西の根室本線のそれと比べて実に10倍もあるそうです。このあたりはやはり鹿の頻出区間。十分に注意!

国道44号が目指している根室市は、明治時代においては根室国・根室県の中心でした。なので根釧地方(釧路・根室地方)の道路網は根室を中心として広がっていましたが、実は国道44号は当時からメインルートだったわけではありません。
地図中2

この辺りで厚岸町に入るのですが、この国道から南の海岸までは釧路町と厚岸町との境界が未確定で、地図にもはっきりとした境界は描かれていません。(背景の地図に示す境界はおおよそのものです。)

明治時代において札幌本府から根室への主要道は、今で言えば国道44号の南の海岸沿いを屈曲しながらなぞっている主要道道142号根室浜中釧路線でした。国道44号のルートは平坦でこそあるものの湿原が多く、恒久的に使用できる道路を建設するのが難しかったためです。

 
地図中3
主要道道221号塘路厚岸線との交差点を通過します。

道道142号の走る海沿いには、国道44号沿線に比べると随分細かく多くの地名が当てられています。それも、かつての主要交通路であったことの名残かもしれません。
 
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