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古平神恵内線 第2部
六志内トンネル→大雪崩橋
 
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地図中1

トンネルを抜けても尚1km以上の覆道が続きます。その途中でトーマル峠を越え、神恵内村(かもえないむら)に入ります。カントリーサインはありませんが、左側と天井の二箇所に標識が設置されています。
覆道上部には明り取りの窓がありますが、厳冬期だとこの窓も雪で埋もれてしまうので、覆道内がかなり暗くなります。
神恵内村に入ってから少し行ったところに覆道内交差点があります。当丸山や当丸沼への入口で、写真では閉まっていますが夏の間は開いていて車の出入りがありますから注意が必要です。
地図中2

長い長い覆道をようやく抜け出たのもつかの間、当丸橋を渡ってすぐに両古美シェルターに入ります。両古美(りょうこび)とはトーマル峠北部にある古平川源流の山(標高806m)の名前です。
ここから先しばらくの間は急カーブのたびにシェルターが道路を覆って冬季の交通を保護しています。
地図中3

両古美シェルターを抜けると、今まで続いてきた立派な覆道群と比べると時代がかった覆道が現れます。当丸覆道です。

当丸峠と表記されることもるトーマル峠は、もともと神恵内村とトーマル入植地とを結ぶ開発道路として1949年に指定されたトーマル植民地線(10.7km)に起源を持ちます。その後1952年に道道入舸岩内線、1953年に国道229号と昇格を重ねつつ建設が進み、全通を果たしたのは1967年のことでした。
地図中4

当丸覆道の次は乙部沢シェルターです。

1967年に開通したはいいものの地すべりが多発したり、豪雪によって一年の半分が通行止めとなったりとまだまだ改良の必要をかかえていました。そこで本格的な改良工事が1970年代から始まったのですが、1976年にトーマル峠の名を一躍有名にした事件がおこります。なんと!心霊写真が撮れちゃったんですね。
工事業者がのり面の写真を撮ったら、その中に女性の幽霊が写っていた…と。テレビなどでも大きく紹介され、幽霊見たさに物好きが押し寄せたようです。
今でもトーマル峠は鎧武者の幽霊が出るなどとして心霊スポットにあげられることもあるようですが、真偽の程は如何に?
地図中5

間髪いれずに熊見覆道

せっかく改良の進められていたトーマル峠ですが1982年には国道のタイトルを剥奪され、道道古平神恵内線に落ち着きます。1985年に一通りの改良工事が終了し、トーマル峠は六志内トンネルと四つの覆道を備えて通年通行を可能としました。先ほど通過したレトロな当丸覆道はその時代のものです。
道道となっても国道229号の代替路としてなお重要な役目を担い続けていた古平神恵内線はその後も改良工事が続けられ、この熊見覆道のような立派な覆道・シェルターが沢山建設されました。
熊見覆道を抜けると、古平神恵内線のハイライトといえる大雪崩橋へ入ります。トーマル川の谷の壁をぐるーっと回りながら駆け下ります。
地図中6

カーブ直線には大雪崩覆道です。橋にしろ覆道にしろ、雪崩(なだれ)とは恐ろしい名称ですね。
複数の写真を無理やり合成しているのでところどころに無理がありますが、大雪崩橋とそれに続くダイナミックなカーブの全景です。中央右手に大雪崩覆道が確認できますね。
一般的に言って、積丹半島をドライブするときは大抵海沿いの国道229号ではありますが、私はこの大雪崩橋を走りたくて道道古平神恵内線を選ぶことが少なくありません。
 
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