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古平神恵内線 第1部
起点→六志内トンネル
 
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起点

古平町中心部の国道229号上、セイコーマートのある交差点から内陸へ向かって分岐する道路が、一般道道998号古平神恵内線です。起点後しばらくの間は古平の住宅街が続きます。
山がちな積丹半島の中にあっては貴重な広めの平地となっている古平川の谷の中を進んでいきます。
住宅街が途切れると、次は畑です。日本海沿岸の町の例に倣って古平町もかつてはニシン漁で大いに栄えた町で、今でも基幹産業は漁業や水産加工業です(塩タラコと辛子明太子の生産量は全道一!)。しかし陸でも水稲やイチゴを栽培して札幌や小樽に輸出しているのです。
人の気配が消え、少しずつ山が深くなっていきます。これから峠を迎えるということを告げるようにチェーン着脱場があります。

 
地図中1
右カーブの途中から左の方へと分岐していくのは一般道道569号蕨台古平線です。路線名称だけを見れば、この道道が向かうのは積丹半島西側の付け根ですので、岩内方面へのショートカットになりそうに思えます。しかしこの道道は残念ながら未開通で、山の中で途切れてしまっています。
蕨台古平線分岐からいよいよ峠道が始まります。
道は右に左にうねうねと急カーブを繰り返す上に、勾配もかなりのもので、ぐいぐいと登っていきます。とはいえ道幅は広めですし、見通しが極端に悪いカーブというのも無いので安心して走ることができます。
険しい峠道であり、いまでこそ3桁も末の末の番号を与えられている一般道道ですが、これでもかつては堂々たる国道229号でした。今は積丹半島を海沿いに一周している国道229号ですが、1982年まではこの道道古平神恵内線のルートが国道となっていてトーマル峠を越えていたのです。
しかし道道に格下げされたとはいっても交通量は今も少なくありませんし、泊村の原子力発電所に何かあった場合、神恵内村民の避難路として重要な路線です。
また、1996年の豊浜トンネル崩落事故や、2004年の台風18号による大森大橋の落橋などなにかと道路災害の多い積丹半島にあっては、いざというときの迂回路としても重要です。
それにしてもカーブも坂もきつい峠道です。ここを日常的に通っていた方にしてみれば海沿いの国道229号が開通したことは有難かったでしょうね。





地図中2

トンネル…ではありません。展望覆道です。
追越禁止も始まります。
景色が望めない覆道なのに展望とはこれ如何に?と思いますが、この覆道の途中で展望台があるのです(この写真を撮ったときはシャッターが下りて進入できませんでしたが)。夏の間は覆道内交差点ができることになりますので、車の出入りが無いか注意しながら走ります。
地図中3

かなり距離のある展望覆道を抜けると、続いて白楊覆道に入ります。覆道間の橋の上から見渡す山中の景色は見事なものです。
地図中4

続くはトーマル峠覆道です。

トーマル峠はカタナカのトーマル峠、漢字の当丸峠という二つの表記があるようです。どうも、昔は当丸峠と表記されていたのが近年にカタナカで表記されるのが一般的になってきたようです。
トーマルという名称はもちろんアイヌ語に由来を持ちます。"沼にある道"という意味の"トー・オマ・ル"という言葉がそれで、この"トー(沼)"とは峠付近にある当丸沼のことを指しているようです。
地図中5

トーマル峠覆道はそのまま六志内トンネル(L=215m)に接続しています。昔造られたトンネルに近年になって覆道を後付している構造のため、覆道は結構広いのですがトンネルに部がぐっと狭くなっていますのでご用心。
 
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